矯正治療にブラッシングが重要である理由
先日、2か月に1回開催されている、歯周病の定例勉強会に参加してきました。主催するのは東京日比谷で開業されている弘岡秀明先生です。
今回は私が論文の訳を担当していたこともあり、いつになく気合が入っていました(*^_^*)
今回私が担当したのは
Periodontal tissue response to orthodonticof teeth with infrabony pocketsmovement
Jan L. Wennstrom, Birgitta Lindskog Stokland, Sture Nyman, and Birgit ThilanderGSteberg, Sweden 1993
イエテボリ大学の歯周病科と矯正科の共同研究です
矯正治療の力が歯周組織に与える影響を調査した論文です。
この文献からもわかる通り、歯周病にり患した方は、矯正治療前に必ず歯周病の治療が必要であり、治療中のプラークコントロールも必須であると書いてあります。理由は適切な歯周病のコントロールが出来ていないと、矯正力で歯周病が悪化してしまうからです。
矯正治療前の歯周病治療、治療中のプラークコントロールがいかに大切であるか、再認識できる論文でした(*^_^*)