矯正治療は痛いのでしょうか?

よくいただく質問です。

 

よく患者さんには「歯が動くから痛いのではなく、痛いから動くのです」と話します。

 

意味がよくわからないですよね(汗)。

 

歯を動かすためにはワイヤーを使って、歯に力を加えます。その時に、力がかかった側(圧迫側)には炎症が生じます。このとき痛みが生じます。炎症が起こった個所には破骨細胞という骨を破壊する細胞が活性化され、骨を吸収します。そして吸収された分、歯が動きます。圧迫側の吸収された骨の量と、牽引側の骨ができる量がほぼ同じ、平衡状態にあるために一見骨が吸収されたり、添加されたりということがわかりません。

 

このように歯が動くメカニズムには痛みを伴う炎症が関与しているのです。なので、歯を動かす以上、まったく痛みを伴わずに動かすことはできません。

 

しかし、近年では小さな力で大きな効果を発揮できるワイヤーが開発されたことにより、以前よりも小さな力で歯を動かせるようになってきています。そのため、痛みをできるだけ少なく歯を動かせるようになってきました。ごきそ歯科で取り入れている、デーモンシステムやクリッピーは「ローフリクション・ローフォース」をテーマにした、できるだけ小さい力で歯を動かすシステムです。

デーモンシステムクリッピーCに関してはこちらからどうぞ。

 

子供の矯正歯科は名古屋市昭和区ごきそ歯科医院へ

 

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