松田先生ラジオ出演3 子供の不正交合の放置すると・・・。

ラジオネーム:デコボコママさんからのご相談です。『小学5年生の息子が、学校の歯科検診で不正咬合と診断され、担任の先生からも、夏休み中に歯医者さんに行くようにと言われてきました。確かに息子の歯並びはあまり良い方ではありませんが、うちは、私も主人もあまり歯並びがいい方ではないので、遺伝だからしかたないとあまり気にしていませんでした。でも、「不正咬合」なんて言われたら心配になってきました。息子は毎日少年野球の練習に忙しく、歯医者に行きたがりません。今、歯並びを治さないと将来、大変な事になってしまうんでしょうか?』ということですが、「不正咬合」なんて診断名がつくと、大変な病気みたいで心配になりますよね。

 

先生:そうですね。「不正咬合」とは、正しくない咬み合わせと書きますが、文字通り、歯並びや咬み合わせが悪いという事を意味しています。原因として、あごや歯の大きさといった遺伝的なものや、指しやぶりや舌で歯を押す癖や虫歯などの後天的なものなどが、あります。不正咬合の状態や程度は人によって様々です。また、学校の歯科検診は一度に大勢の生徒さんを短時間で検診しますから、詳しい指導まではできません。どの程度の不正咬合なのかを、先ず、かかりつけの歯科医院で診てもらってはいかがでしょうか?

 

お子さんがなかなか歯医者さんに行きたがらないみたいですが、もし、このまま放置してしまうと、どうなりますか?

 

先生:歯並びが悪いと、その部分の歯が磨きにくくなりますから、虫歯や歯周病の原因になりやすいですし、食べ物がよく咬めない為に、胃に負担がかかり、消化が悪くなります。又、スポーツをしていても歯をくいしばる事が出来にくく、十分な力が発揮出来ない場合もあります。さらに、不正咬合の程度にもよりますが、発音に支障が出たり、見た目を気にするようになると、思いきり口を開けて話したり、笑ったりすることに抵抗を感じるなど、心理的な面でも問題が起きる可能性があります。

 

じゃあ、歯をくいしばる事が出来ないと、「野球でもいざという時に力がでないかも知れないよ」なんて言って、とりあえず歯医者さんに連れて言って行っていただいたほうが、いいですね。

 

先生:えゝ、不正咬合の状態をしっかり診察してもらい、必要であれば、その先生から専門の矯正歯科を紹介していただくのが、良いと思いますよ。

 

 

子供の矯正歯科は名古屋市昭和区ごきそ歯科医院へ

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