保定装置（リテーナー）はいつまで使うのでしょうか？
矯正治療には終わりがありません。とよく患者さんにお話しします。
どう言う事でしょうか（＾ｖ＾）？
歯はワイヤーの力で動かした後、必ず元の位置に戻ろうとします。それを後戻りといいます。せっかく歯が動いて奇麗な歯並びになったとしても、歯をその位置に留めさせることをしてあげないと、すぐに元の歯並びに戻ろうとしてしまうのです。そこで、治療後に必要となってくる装置が「保定装置 リテーナー」です。
では、このリテーナーをいつまで使えば良いのでしょうか？
極端な言い方をすれば、一生使ってもらいたいです。
実際に多くの患者さんを見ていますが、矯正治療終了し、１０年以上経過しているのに、「最近歯が動いてきた」と相談を受けることがあります。リテーナーを使っていないと、10年以上経過していたとしても、歯は元の位置に戻ろうとしてしまうのです。
ワイヤーを外して、治療がいったん終了しても、リテーナーを使い続けないと歯は何年たっても元の位置に戻ろうとしてしまいます。出来れば一生。それが無理でもできるだけ長くリテーナーは使い続けてほしいです。
ここに矯正治療には終わりが無いという意味があります。
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