子供の時から矯正すると抜歯しなくてもすみますか？

子供のうちから矯正治療をすると、将来的に抜歯のリスクを減らすことはできます。しかし、抜歯が必要になる可能性もあります。

矯正治療をするうえで、１本たりとも歯を抜きたくないと考えることは当然のことです。しかし、いくら装置やワイヤーが進化したからといって全ての方が非抜歯で治療が出来るわけではありません。それは、抜歯するかしないかを決めるのは、単にスペースの問題だけではなく、顔の形態をも考慮して決めているからです。現代の日本人の顔の進化は、食生活の欧米化（軟食化）もあり、顎が小さく、面長傾向に進化しています。その進化の過程を考えると、日本における矯正治療はこれから先、抜歯をしなくては出来ない方が増えると考えられています。

では、可能な限り抜歯せずに歯並びをきれいにするためにはどうしたらいいのでしょうか？

それは、子供の時（混合歯列期）から矯正治療を始めることです。

子供は大人と違って成長があります。その成長を矯正の力で促し、顎を大きくし、将来大人の歯（永久歯）が無理なく生えやすいようにしてあげることが出来ます。もちろん、子供の時に拡大をすれば抜歯を絶対にしなくても言いという訳ではありませんが、そのリスクを顎の拡大で減らしてあげることが出来るのです。また、仮に抜歯になったとしても、子供の矯正をやらなかった場合と比較して、治療の複雑さが軽減されるので、治療期間が短くなったり、治療を受ける患者さんの負担が軽減されるメリットがあります。

お子様がいらっしゃる親御さんで、子供の矯正をお考えの方は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期にご相談ください。

子供の矯正歯科は名古屋市昭和区ごきそ歯科医院へ