松田先生ラジオ出演20 矯正治療は昔と違う?

ラジオネーム「うしろの芝生」さんからのFAXです。「小学1年生の娘の歯並びが悪いので、矯正治療を受けさせたいと思っていますが、主人の母が反対するのです。義母は50代ですが、子どもの頃、矯正治療をさせられたそうです。とても痛くて夜も眠れず、装置を付けて学校へ行くとからかわれ、辛い思いをしたので、本人が治したいと自覚するまで、無理にさせてはいけないと言います。でも、義母の頃とは時代も違うし、装置も大きく違いますよね。私は、少しでも早く治してやりたいのです。どうしたら、義母を説得出来るでしょう?」というご相談です。先生、嫁姑の対立にならないよう、良いアドバイスをお願いします。

 

先生:そうですね。娘さんの歯の状態がわかりませんが、本人が治したいと自覚するまで無理にさせないという、お義母さんの意見も、もっともなんですよ。

 

じゃあ、お義母さんの言われるようにした方がいいんですか。

 

先生:そうですねえ、一般的には乳歯と永久歯が混ざって生えている発育過程にあるお子さんの方が、顎の成長を利用しながら治療出来ますから、お子さんの負担が少なくてすみます。ですから、まずは、今の状態を矯正歯科で診てもらって、いつから治療をするとよいかを相談されるといいですね。

 

 

お義母さんは、子どもの頃、辛い思いをされたから反対されているようですが、今とは随分治療の仕方も違いませんか?

 

先生:はい。矯正治療は大きく進歩してきています。当時の器具には、今のような細いワイヤーや柔らかいワイヤーがありませんでしたので、痛みが強く、調節も頻繁に行なわなければなりませんでした。現在、痛みは半分以下になっていると思います。見た目も、今はセラミックやプラスチックなどの素材がありますから、大きな金属製の物を装着していた頃に比べたら目立ちにくくなっています。矯正治療も珍しくなくなりましたから、学校でいじめられる事も、まずないと思いますよ。それから、以前は歯を後ろへ動かしてスキマを作るという技術がありませんでしたから、歯を抜く事が多かったんですが、今はなるべく歯を抜かずに行なう治療法が主流になっています。

 

一度診察を受けて、お義母さんにも説明を聞いて頂くと、安心されるかもしれませんね。

 

子供の矯正歯科は名古屋市昭和区ごきそ歯科医院へ

 

 

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