矯正治療に伴う親知らず抜歯について
4月になり、桜も満開になりましたね。暖かくなり、なんとなくうれしくなってしまいます(*^_^*)
さて、今回は矯正治療に伴う親知らずの抜歯に関しての記事を書いてみようかと思います。矯正医、矯正治療の理論によって考え方が異なる事なのですが、ごきそ歯科医院では大人の矯正治療をする場合、可能な限り親知らずを抜歯していただくようにしています。また、子供の矯正治療に関しては、すぐに抜歯することはできませんが、矯正治療が終了した後の、高校生、大学生頃に抜歯することをお勧めしています。
では、なぜ親知らずを抜いたほうがいいのでしょうか?
長い一生を考えれば、誰だって1本たりとも歯を抜きたいとは思わないと思います。しかし、現代人のかみ合わせを見てみると、親知らずはほとんどの場合かみ合わせに参加していないのが現状です。しかも、親知らずが生えようとする力が奥歯のそう生(でこぼこ)を誘発し、その力が前歯にも影響を及ぼし前歯のそう生(でこぼこ)をも誘発してしまうのです。
この親知らずの持っている力が実は矯正治療後の後戻りに大きく関与していると考えられています。せっかく綺麗になった歯並びも、リテーナーをしていたとしても、親知らずがある場合はとても不安定になります。治療後の歯並びを、より良い状態で保つためにも親知らずの抜歯をお勧めしています。
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