リテーナーを使い続けることは意外と難しい??

以前、「保定装置(リテーナー)はいつまで使うのでしょうか?」という記事で、後戻り防止のためのリテーナーの大切さをお話ししました。ただ、このリテーナー、私たち歯科医師が感じている以上に患者さんが自ら使い続けることは難しいのです。

 

なぜでしょう?

 

いろいろと理由は考えられますが、やはり治療が終わり装置が外れるとホッとして、矯正治療への関心が無くなってしまうからだと考えています。治療中は治療の効果を確かめるべく、毎日のように鏡を見ていた方も、治療が終わると、だんだん見ることもなくなってくると思います。そうなると、最初は毎日使っていたリテーナーも、だんだん使用頻度が減ってきて、半年もすると1週間に1回使うがどうか。。。

 

矯正治療後、何もしないと歯は必ず元の位置に戻ろうとします。

 

この力をリテーナーを使って抑制しない限り、治療の効果を維持することは、なかなか難しいのです。

 

ごきそ歯科医院では、治療後も半年に1回はリテーナーの調整にきていただいています。それは、リテーナーが正しく装着されているかを確認するのと同時に、患者さん自身のリテーナーを使うモチベーションを維持してもらうためです。痛かったり、調子が悪くない限り、リテーナーへの関心を高めることは難しいので、来院することで意図的に関心を高めていただけたらと考えています。

 

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保定装置(リテーナー)はいつまで使うのでしょうか?

 

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